グラフィックレコーディング(グラレコ)とは?目的や活用できる場面

グラフィックレコーディング(グラレコ)とは何か、興味をお持ちではないでしょうか。
複雑な情報をイラストや図形で表現するグラレコは、議事録や自分用のメモを残す際に便利なだけでなく、SNSでの拡散も期待できる手法です。
本記事では、グラレコの基礎知識をわかりやすく説明します。
- グラフィックレコーディング(グラレコ)とは?
- 特徴
- 目的
- グラレコのレイアウト3種
- 1.タイムライン型
- 2.吹き出し型
- 3.発散型
- グラレコに使用するツール
- 模造紙やホワイトボード
- オンラインホワイトボード
- グラレコ用アプリ
- グラレコを活用できる場面
- ミーティングの議事録作成
- セミナーやワークショップ参加時の記録
- プレゼンテーションの資料作成
- 医療現場での説明
- グラレコを習得する方法
- グラレコの導入でお困りの方はご相談を
グラフィックレコーディング(グラレコ)とは?
グラレコとは、会議やセミナーにおいて、内容や議論の展開を文字だけでなくイラストや図を用いてリアルタイムかつ視覚的に記録する手法です。
単なる記録にとどめず目的を持って書くことで、より効果的に活用できます。
特徴
グラレコの特徴は、イラストや矢印・図形を用いて、重要な要素を視覚化できる点です。複雑で情報量が多い内容を、わかりやすく1枚の紙や画面に表現可能です。
一目で必要な情報を把握できるように整理することで、見た人が理解を深められたり、内容を記憶しやすくなったりする効果が見込めます。
魅力的なイラストや目を引く色使いは見る人の興味を引くため、SNSでの拡散を期待してグラレコを活用するケースも増えています。
グラレコは、情報をまとめるだけでなく伝達手段としても注目されている手法です。
目的
グラレコは、主に以下のような目的で使われます。
- 要点を整理する
- 振り返りに使う
- 拡散のきっかけにする
- コミュニケーションに使う
- 情報を伝える
- 趣味として書く
グラレコを導入する際は、目的の明確化が大切です。
会議やセミナーでの活用では、参加者全員が内容を理解できる必要があります。書いたグラレコを拡散したいのであれば、見た人の目を引くイラストや色を多用し、共有しやすいデジタルツールで書くと良いでしょう。
目的に応じてイラストや図表を使い分けることで、より効果的な記録が可能です。
グラレコのレイアウト3種
グラレコでよく使われるレイアウトには、以下の3つがあります。
- タイムライン型
- 吹き出し型
- 発散型
使用場面や目的に合わせて、伝わりやすい型を選ぶことが上手に書くコツです。代表的なレイアウトを知り、グラレコについての理解を深めましょう。
1.タイムライン型
グラレコの代表的なレイアウトの1つが、タイムライン型です。
タイムライン型は、時間の流れに沿って、左から右・上から下へと情報を配置します。
一目で全体像を理解できたり、あとから見返した際にも話の流れがわかりやすかったりする特徴があります。会議やプレゼンテーションの進行を反映できるため、初心者でも書きやすいレイアウトです。
事前にテーマがわかっているミーティングの議事録には、進行どおりに書けば良いタイムライン型の利用を推奨します。
2.吹き出し型
吹き出し型も、グラレコでよく使われるレイアウトです。人型のイラストや吹き出しを使ったレイアウトで、誰がどのような意見を述べたのかが一目で把握できます。
絵を描くことが苦手な場合、発言者のイラストは簡単な棒人間や象徴的なアイコンで十分です。
発言者や内容の重要度によって次のような工夫をすると、よりわかりやすいグラレコを作成できます。
- 吹き出しの形を変える
- イラスト・文字・吹き出しの色を変える
- イラスト・文字・吹き出しの大きさを変える
吹き出し型は、イラストや図形を多用することによってかわいらしさや臨場感が出るものの、書き方によってはわかりにくくなる場合もあります。発言者が数人程度の会議やセミナー向けのレイアウトです。
3.発散型
グラレコで多用されるレイアウトには、発散型もあります。
発散型は、中央の大きなテーマから周囲に意見や情報が伸びていくような形の書き方です。
アイデアを出す場面におすすめで、関連する意見や概念を枝分かれさせながら追加できるため、議論の広がりや深まりを視覚的に表せます。
情報の重要度や種類を区別したいときは、色や線の太さを変えると良いでしょう。
関連性の高い要素同士を近くに配置したり、線で繋いだりすることで、意見や情報の関係性も明確に示せます。
新しいアイデアがあとから出てきたときに付け足しやすい点も、発散型のメリットです。
グラレコに使用するツール
グラレコには、以下のようなツールが使用されます。
- 模造紙やホワイトボード
- オンラインホワイトボード
- グラレコ用アプリ
グラレコは、書いたあとに共有することも大切です。共有したい人や方法によってツールを使い分けると良いでしょう。アナログとデジタルそれぞれの特徴を活かした使い分けが重要です。
模造紙やホワイトボード
グラレコを書くためによく使われるツールは、模造紙やホワイトボードです。
模造紙は大きな面積を使って記録できるうえ、完成したグラレコをそのまま保存・掲示すれば良いという利点があります。
一方で、ホワイトボードは書き消しが簡単で、修正や更新が必要な場面に適しています。
模造紙もホワイトボードも複数人で同時に確認できる大きさのため、参加者全員で内容を確認しながら議論したい場合に便利です。
書いたり見たりする際に、多額の費用や特別な技術を必要とせず、取り入れやすい点もメリットです。
オンラインホワイトボード
グラレコを書くときに便利なツールとして、オンラインホワイトボードが挙げられます。
オンラインホワイトボードとは、Web上で参加者が同時に書き込めるツールです。
ツールによっては離れた場所にいる100人近くのユーザーが同時に閲覧でき、オンライン授業やミーティングにも活用可能です。
リアルタイムでの共同編集を活用すれば、画面共有しながら全員で内容を確認して意見を書き込めるため、より活発な議論が展開されるでしょう。
オンラインホワイトボードで作成したグラレコは自動的に保存されることが多く、データ紛失の心配が少なく、過去の記録も閲覧可能です。
テンプレートを活用すれば、イラストを描くことが得意でなくても簡単にグラレコを作成できます。
グラレコ用アプリ
グラレコ用のツールには、アプリもあります。アプリは主にタブレットとペンで操作するため、手書きのように自然なグラレコを作成可能です。
よく使われているグラレコ用アプリは、以下のとおりです。
無料で使用できるアプリ
メモ(iPad用) Adobe Fresco
有料アプリ
Procreate Goodnotes Notability concepts
グラレコの導入を迷っている場合は、無料で使えるアプリを試してみて検討すると良いでしょう。有料アプリなら、ペンの種類・太さ・色などを細かく設定することで、プロのような仕上がりが期待できます。
グラレコをすぐにチームで共有したり、ほかのデバイスで編集を続けたりしたいのであれば、クラウド同期機能のあるアプリがおすすめです。
グラレコを活用できる場面
グラレコは、次のような場面で活用できます。
- ミーティングの議事録作成
- セミナーやワークショップ参加時の記録
- プレゼンテーションの資料作成
- 医療現場での説明
情報の伝達が難しかったり、コミュニケーションがスムーズにとれなかったりする場面で、グラレコを導入すると改善が見込めます。
ミーティングの議事録作成
ミーティングの議事録作成は、グラレコを活用できる場面の1つです。
文字だけの議事録と比べて図やイラストを交えたほうが、議論の流れや結論に至るプロセスを理解しやすくなります。
長時間におよぶ、複雑な議題を扱う会議では、以下のような工夫をするとグラレコの力を発揮できます。
- 参加者の発言を吹き出しで表現する
- 決定事項を枠で囲む
- 次のアクションをチェックリスト形式で記録する
- 議題ごとに色分けする
重要なポイントを目立たせたグラレコを作成し、会議の要点を効率良く共有しましょう。
セミナーやワークショップ参加時の記録
セミナーやワークショップ参加時の記録も、グラレコが役立つ場面です。
講師の話や参加者との対話、ワークの内容などを視覚的に記録することで、新たな気づきやより深い理解、学びの定着が期待できます。
グラレコを作成する過程で、学んだ内容を自分なりにインプットして構造化できるため、より効果的な学習に繋がります。
ほかの参加者とグラレコを共有すると、異なる視点や解釈に気づくこともあるでしょう。重要だと感じたポイントや印象に残った内容は、人によって異なります。
グラレコを書いた人同士で見せ合うと、セミナーやワークショップでの学びをより多角的に深められます。
プレゼンテーションの資料作成
グラレコは、プレゼンテーションの資料にも活用可能です。
箇条書きや表だけの無機質なデータと比べて、グラレコを取り入れた資料は見た人の興味を引き、内容が記憶に残りやすい点が特徴です。イラストや図などが加わると、複雑な情報でも理解しやすくなります。
ストーリー性のあるプレゼンテーションでは、特にグラレコのメリットを活かせます。
アイデアの発展過程や、問題解決までの道のりを絵や図を使って表現することで、聞き手の理解と共感を得やすくなるでしょう。
手書き風のイラストや図は親しみやすい雰囲気を作り出し、堅苦しくなりがちなビジネスの場でも、和やかな空気を演出できます。
医療現場での説明
グラレコを活用できる場面として、医療現場での説明が挙げられます。
医療者が治療計画や生活上の注意点を患者さんに説明するとき、知識量の差によってきちんと伝わらず、トラブルが起こることは珍しくありません。
医師や看護師がグラレコを書きながら患者さんに説明することで、よりスムーズにコミュニケーションがとれるでしょう。医療者からの説明について、患者さんの理解度が高まれば、療養中の不安軽減に繋がります。
特に、高齢の患者さんや子どもに説明するときは、視覚による情報が効果的です。
グラレコで残した説明内容は患者さんに渡し、自宅でも治療や投薬の手順を確認してもらいましょう。
グラレコを習得する方法
グラレコを習得するための方法は、以下のとおりです。
- 書籍を読む
- セミナー・オンライン講座を受ける
- 実践経験を積む
グラレコに関する書籍は多数出版されているうえ、初心者向けのオンライン講座も開催されています。
グラレコを書く人のことを「グラフィックレコーダー」と呼びますが、公的な資格は存在しません。グラフィックレコーダーとして活躍する人は、実践や独学によってスキルを高めている場合がほとんどです。
グラレコは実際に書くことで技術が向上するため、習得したい方はより多くの経験を積みましょう。
グラレコの導入でお困りの方はご相談を
グラレコとは何かを知り、取り入れたいと思った際は、弊社へご相談ください。
会議やセミナーなどで情報を理解しながら、他者に伝わるように絵や図を用いてすばやく表現するにはスキルが必要です。
弊社では、グラレコ導入のやり方からビジネスへの活用方法までアドバイスいたします。本記事でグラレコについて興味を持たれた方は、ぜひ弊社へお問い合わせください。
グラフィックレコーディング(グラレコ)とは?目的や活用できる場面

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